勝ちどき 製作課程1


勝ちどきの木目込みを始めました。着流しの袖の部分が難関です。生地をひっくり返したり人形を逆さにしたり、コネコネしてる私を見かねて先生がお手本を見せてくれました。


肩の部分から袖までぐるーと下まで曲がってるのが難しい。先生は指で確認したり生地を裏返して目視しながら少しづつ木目込んでいかれます。


生地を押えながら木目込む方法も学ばなければなりません。この生地は固くて端から糸がほつれます。刺繍が施されていてヘラに引っ掛けると刺繍糸が飛び出します。初心者にとってはすごく使いにくい生地です(汗)この生地はたぶん唐織と言って帯や能装束に使うものと思いますが、何しろ広東語のレッスンなので生地の種類など細かい情報が分かりづらいです。



私にもよく見えるように、そして写真が撮りやすいようにしながら教えてくれます。へらはよく切れて指を切らないか私は怖いのですが、先生はご覧の通り、付け過ぎたのりを自分の手で拭ったり、指ですっと磨いたりされます。


この部分の木目がありませんでした。私自身はそれも気付かなかったのですが、先生はさっとカッターで木目を作ってくれました。


端から生地がほつれるので木目込む縫い代は多めに切ります。多すぎるとはみ出しますがグイグイと力で木目の中に入れていきます。


着流してるので袖が垂れ下がる様子になっています。


袖口は生地にハサミで穴をあけて切り抜きます。


展覧会用の勝ちどきの製作を始めたので、初級の課題が済んでいません。課題に沿っていけば初級は9か月で終了ですが、来る新学期も初級のままで登録することになりました。そしてこの勝ちどきはこどもの日に飾るものですが、今年の子供の日はすでに過ぎ。。。来年に飾れることを楽しみに励みます。


切り花に 霧吹きつけて 黴飛ばし
季語 :黴(夏)

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