香港575

帯緩め 膝を平らに 雛の前 季語：雛(春) 1年ぶりです、お雛様。ミニお雛様と雛菓子を日本から母と姉が送ってくれて周りを華やかにしてくれます。先週は12年間務めてくれたアマさんが家庭を持つ為に自国に帰りたいとの事で、彼女の友人を紹介してくれて新しいアマさんと交代。新しいアマさんは馬力のある、頭の回転の早そうな人。交代は混乱なく淡々と進み順調です。９年台湾に住んでたとの事で普通語もできます。入院中の義父ともコミュニケーションが取れ、この人で良かったと思える人です。

復活祭 パンダ飛行機 チャーター機 季語：復活祭(春) 子供達が通ってた学校のママ友達とランチ。ゲートウェイのCOVAは場所を変えてオープンしてます。プライスは約１０％値上げのHKD２０８。同じ国際結婚、同じ学校と話題も共通事項がたくさんあり，ランチ時間では短すぎて話し切れません。 さて、復活祭が香港俳壇の3月の課題。日本では復活祭とはピンとこないかもしれませんが、香港ではこの頃航空券は高い、また中国のゴールデンウィークとも重なってるので、どこに行っても人，人。なかなか復活祭には動けません。

春暁の 台所灯の ともりけり 季語：春暁(春) まったく持って歳のせいか、ランチ後に１０－１５分の昼寝がやめられなくなりました。昼寝と言ってもデスクで突っ伏してるだけで、不思議に２時前には自然と目が覚めます。この昼寝が実に効果的で午後の疲れをあまり感じません。昼寝時にお供をしてくれるのが、写真のサイコロクッションとお腹をあっためるウォーマーで、ランチ後に一段落してこれらのグッズを抱え込むと、急に眠気が襲って来ます。2時には化粧も直し、仕事再開。たまにおでこにラインがつきますが、やはり歳のせいでなかなか元に伸びてくれませんが。

夜泣きあり 春の曙 子と眺む 季語：春の曙(春) オースティンロードにある私のお気に入りパン屋さん、DOMIE CAKE SHOP。ここのシトラスブレッドとポピーシードブレッドが大好きです。日系のパン屋さん程高くないし、長年続く経営がお味とプライスの保証の証拠。パンは軽いし、食べすぎなければ胃にもたれないので、数年前からパン好きになりました。香港人は比較的甘いパンが好きです。茶餐店のパンは必ず甘く、それにバターをたっぷりつけて、メインの前に出てくるスープと一緒に食べるのが香港流。

三月は　祭り事なく　淡々と 季語：三月（春） 今年は1月にニューイヤーと旧正月が重なったので、2月3月には祝日なし。従って毎日を淡々と過すのみです。2月の祝日はありませんが、バレンタインデー（中国語で情人節と書きます）の昨日はどのレストランも混み、道行くカップルは花を抱く女性が溢れました。香港には日本のように「義理チョコ」で頭を悩ます必要はありません。本当に思いを寄せている人のみの日だからです。 予定より早く生まれた義弟のベビーを見に、主人の運転で1時間。バレンタインの為、道は混みレストランは順番待ち。事は重なるものです。

アスファルト　雑草出でて　弥生なり 季語：弥生（春） 香港海鮮料理の王道、蒸し魚。魚の金額は「時価」なのでレストランに確認が必要ですので、ご注意下さい。この蒸し魚には白いご飯が合い、ご飯は日本米でなく、やはりこの時こそ、中華米やタイ米です。ご飯の上に魚と醤油、ねぎと香菜をのせてかきこむと最高に美味しいです。 三月の旧称が弥生。「いやおい」＝嫌でも生い茂る　意味で弥生になったと歳時記には記されています。

街路樹の 幹を落として 弥生なり 季語：弥生(春) クッキーが美味しいのは、このJenny Bakery。 ４６０g入りで９８ドル。パッケージも可愛いので、お土産にも最適。私はチムシャチョイでは、重慶マンションの隣のビルで買います。 現在、我が家の近辺では、街路樹の幹を切り落とす作業が続いています。緑多い時期に備えて、もうすぐ本格的に春の到来です。

旧正の 飾りを下ろす 十五日 季語：旧正月(春) 旧正月１５日は元宵節と言い、今年は西暦２月６日でした。この日は習慣として黒胡麻団子を食べるそうです。上海バーちゃんからもらった黒芝麻のペーストを粉を練って包み、お湯で湯がいで出来上がり。スースーと底冷えのする時期で、暖かくて甘いデザートが美味しい季節です。

晴天に あれどものの芽 なほ硬く 季語：ものの芽(春) 入院中の義父を見舞いに将軍奥、中文大学駅と回って九龍城にて昼食。こんな事も我がご主人様が車をスイスイ運転してくれるのでできる事。このTony Wong Patisserierのケーキが美味しいとの娘の情報で、入ってみると小さな店に人が大勢。ショーケースのケーキは綺麗ですが、日本のケーキを知ってるものには特別な事はありません。でも九龍城と言う場所柄、値段にビックリします。写真のチョコレートトッフルで40ドル。

かぢかむ手 国旗支える 紀元節 季語：紀元節(春) 鬼島太鼓の 香港公演。ティーンエイジャーの女の子パワーと素晴らしい和太鼓のパーフォーマンス！力強いけどその中に女の子の可愛さが光り、太鼓を叩き続ける体力と乱れないチームワークに感動の嵐でした。 その公演があった沙田ニュータウンプラザ内に、スヌーピーワールドがあります。「ワールド」と言っても、マンション群とビルに囲まれた小さな一角の公園です。しかし、週末の沙田ニュータウンプラザは人、人、人。香港は景気がいいですね。ー

春浅し 雲の隙間の 眩しさよ 季語：春浅し(春) 香港人女性同僚と日本人男性元同僚の結婚式。ペニンシュラホテルのM2フロアーにて。 ８年間の愛を育みゴールイン。ファッション業界で働く二人は、2月が忙しく5月までハネムーンハネムーンおあずけです。フィリピン人のトリオバンドが席を盛り上げ、楽しく良い結婚パーティーでした。