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3月, 2017の投稿を表示しています

香港マンションの弱点と良い点

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香港のマンションの弱点はズバリ水回りです。高層で住宅数が多い割にパイプが細いのです。キッチンでは油ものの調理が多く、油をそのままパイプに流す家庭があります。またトイレでは2-3重かさねのトイレットペーパーが主流、タンクも日本に比べて小さく一度の水の量が少ないのでよく詰まります。下水工事の職人さんは大忙しのようですが、我が家はご主人様担当です。このパイプもパイプコストのみHK$10で自分でできたとご満悦。 反対に香港のマンションの良いところは、上下両隣の壁が厚く隣人の音があまり気になりません。夜9時ごろにピアノを練習してる音が聞こえてきますが、あまり気にならない程度の音量です。麻雀ジャンジャンやってる音や、子供達が騒いでる声、犬が吠えてる声も聞こえますが、すべてお互いさま。程度を超えたことでない限り苦情がでないのは香港の良いところです。 碑建立 華僑故郷の 春の行く 季語 :行く春(春)

木目込み人形- 補修作業2

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桐塑が乾いてないのでクラスに残していったボディーが、今週来てみるとこんな立体的なボディーに変身していました。胸の着物が合わさる場所が本物の身体の様です。先生が「少し手を入れました。今週はボディーを立体的にさせる修正を勉強します」との事です。 立体的に作るには、着物の重なり部分を厚く、そして木目は中に食い込むように作ります。方法は下の図の通り。平面から厚くなる部分に向かってカッターで削ぎます。 袖の部分は一重でしたが、胸の合わせを2重にしたので袖にも2重を作ります。着物とは着ているものはすべて袖の部分で見えるのでした。すっかり着物を忘れている私ですが、ブラウスとスカートに分かれている訳じゃないので当然と言えば当然です。 桐塑が乾いてないので、ボディーはまたクラスでお残りです。今週から生地を着せれるかな?今後私の病気治療で欠席が数週間続くのが残念。あせらず何年も続ける趣味として、ゆっくり楽しく気長に続けていきたいです。 もっと広東語が上手ならクラスの先生や仲間とももっと話せるのに。。。ボキャブラリーが全然足りませーん。発音も全然悪いでーす(笑)それでもクラスの皆さんは良くしてくれます。 菜箸で 木の芽の葉をは そっとつむ 季語 :木の芽(春)

白米ともち米の混合

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コシヒカリの種で中国で育てた、いわゆる「中国産コシヒカリ米」を食べていますが、やっぱり独特の粘りがたりない。そこで2合炊く際には、1.5合を「中国産コシヒカリ米」0.5合をもち米を混ぜて炊いています。もち米のくせのある香りがあるのは拒めませんし、日本米と比べると一粒一粒の噛みごたえは乏しいですが、やっぱり粘りがあるのは嬉しいです。 もちろん日本米を買う事も出来るのですが、我が家はアマさんも同じものを食べています。ケーキ、スナックを買えば彼女も分も、フルーツも好きに食べてもらってるし、おかずも食卓に並べてもらう前に自分の分を先に取ってもらっています。なのでお米だけ「これは私ので、貴女はもっと安いのを買って」とは言いにくく、日本からせっせと持って帰る日本米は、アマさんが休みの日曜日だけ我がご主人様と大切に食べてる次第です(笑) 膝折りて 躑躅にかがみ 写真撮る 季語 :躑躅(春)

中国製眼鏡フレーム

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このメガネレンズにはSEIKOのフレームを使っていました。家用で使っています。10年近く使ってフレームが壊れ、香港の行きつけのメガネ屋さんに相談に行くと、もう直せないとの事。まだレンズは使えるので同じようなフレームを探しましたが置いてない。唯一「レンズに穴をあけてのフレームならHK$800であります。でもレンズがバキッと割れる可能性もあります」との事。メガネはお出かけ用も数個持ってるので、出直してきますと帰宅し、我がご主人様にいきさつを話すと、「中国で探してきてあげる!」と生き生き顔。中国製のフレーム!?などあるんだ?と質問すると、「全メガネフレームの80%は中国製」との事。目が良くてメガネもコンタクトも使ったことない我がご主人様には、目の悪い人間の拘りは分からないだろうと不安でした。果たして帰って来たのがこのメガネ。一言もスタイルは注文してないのに、私が欲しかった銀縁、まったくSEIKOと同じ形。値段は定価RMB250からぐっとお安くビックリのRMB80!!家用なのでゆったり感が心配でしたが、使い心地は快適です。中国製メガネフレーム恐るべし。 私自身は中国に関してはほとんど何も知りませんし、ほとんど行く事もありません。香港は中国ですが経済特区の為、日本人が中国に行くにはパスポートが要ります。私は広東語は下手ですが意思疎通はできます。しかし中国公用語の中国語は話せません。日本に住む日本人は香港も中国も同じと捉えがちですが、全く違う制度の全く違う言語の2つの土地と思って頂く方が分かりやすいかと思います。 ふい目覚め 眼鏡したまま 春眠し 季語 :春眠し(春)

木目込み人形 補修作業

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実際に生地を木目込む前に、ボディーの修正をします。先にサンドペーパーで表面を滑らかにしてから、桐の粉と糊を混ぜた桐塑で欠けている部分や木目が切り過ぎた部分を埋めます。桐塑はザラザラした粘土状で、乾いてしまうと使えなくなります。なので作業中は濡れた布、またはビニール袋につつんだまま、必要な分のみ出して使います。着物を綺麗に着せるには欠かせない作業です。 大きく欠けている部分もあります。先生が使っているヤスリは木目込みのヤスリとは違う補修作業専用のヤスリです。次回機会がある時に購入したいと思います。 木目が最後まで伸びてない箇所や表面がでこぼこしてる箇所をカッターで修正します。ボディーの修正作業は通常1回のクラスでは終了しません。桐塑が濡れたままでは家に持って帰れないので、今週はボディーをクラスに置いています。来週はこの続きです。 先生は私よりも若い黒髪ロングのどっぷりと体格の良い女性です。写真の通り見るからに器用そうな肌の白いきれいな手をしてらっしゃいます。カッターの使い方も、スルスルと擦るだけで余分な部分がきれいに取れます。真似しますが、私ではカッターがガチャガチャ動いてこま切れしか取れません。器用な人の手ってちょっと作りが違うのでしょうね。 春眠や 手でかきあげ 寝癖髪 季語 :春眠(春)

インド風夕食

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日曜料理担当の我がご主人様不在の時は、私が夕食を作ります。この日は称して「インディアンナイト」。日本のカレールー「インドカレー」を使ってチキンカレー。魚のムニエルはカレー風味。玉ねぎたっぷりのトマトサラダ、タンの煮込み、ナン。インドではしいたけを食べるのかどうか分かりませんが、しいたけのすりごまあえは何となく日本風?今晩はスプーンとフォーク、または手で食べること。お箸は出しません。ちょっと目先の変わった楽しい夕食となりました。香港は歴史的にインド人の多い場所。美味しいインドレストランも沢山あります。 あまり料理しない私の「シグニチャー」料理として新しく家族が認定してくれた1品が写真のタンの煮込み。牛タンを煮こぼし2-3回繰り返し、その後2時間ほどそのまま煮ます。その後スライスしてBBQソース、ケッチャップ、醤油、みりん、酒、お好み焼きソース少々で煮込みます。柔らかいタンの煮込みが完成です。 空き缶の 転がす風よ 弥生かな 季語:弥生(春)

香港九龍低層マンション地区

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香港はどこに行っても超高層マンションが立ち並びますが、九龍側の中心地から近くでもこのように低層マンションの立つ地域があります。九龍 塘、又一村がこの辺りです。理由は以前の空港がこの近くで、この空をブンブンと飛行機が飛んでたからです。閑静な高級住宅地で、周りは学校、運動場や会員制クラブですが、最終着陸態勢の飛行機が近づくとすごい騒音で、飛行機の窓からは家の中にテレビがついて家族が団らんしてる姿(笑)が見えたほどです。今は飛行機が飛ばなくなって、写真をはみ出した所にはニョキニョキと高層マンションが建っていますが、この辺り一帯を高層マンションに建て替える事はたぶんしばらくないと思います。 この住宅地の道路を使って、自動車教習がよく行われます。「L」のプレートを付けて横に先生が座り、ゆっくりゆっくり走っています。香港は教習所学校もありますが、個人でしている教習の先生も多く値段は個人の方が割安。日本では教習の先生は怖いと聞きますが、香港は結構優しく半面あまりやる気なし(笑)って方が多いです。 隠しある 卵を探し 復活祭 季語 :復活祭(春)

広東語アルファベット発音

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日本人のアルファベット発音がDはデー、Rをアール、Zをゼットと言うように、香港人の広東語発音のアルファベットも同じように訛りがあります。アルファベットの綴りを伝える時にこれを理解していないとなかなか分かってもらえません。こちらではHの発音は英語的に置き換えるならEgg+Chu(エッグチュ)、Sの発音は日本語的に置き換えるならエシ―(エに強調を入れてシは柔らかく)、Zはイゼ~(ゼ~に協調を入れて)等です。レストラン予約時など自分の名前のアルファベットは広東語訛りで言う必要があるのです。 香港は英語教育に大変力を入れています。ほとんどの人が英語を使って仕事ができます。香港では10%が英語しか使えない人、また10%が広東語しか使えない人、残りの80%はバイリンガルと言う事です。英語のみの10%と広東語のみの10%が交わる事は決してなく、英語のみ人口は絶対に広東語を学ぼうとしませんし、広東語のみ人口も英語など知らん!と割り切っています。日本の様に日本語を喋らなくては生活できない場所でなく、すぐに英語に切り替えて話してくれるので、広東語が上達しません。良いのか、悪いのか。。。 蟻穴を 出るは出るはの 兵隊蟻 季語 :蟻穴(春)