木目込み人形 補修作業


実際に生地を木目込む前に、ボディーの修正をします。先にサンドペーパーで表面を滑らかにしてから、桐の粉と糊を混ぜた桐塑で欠けている部分や木目が切り過ぎた部分を埋めます。桐塑はザラザラした粘土状で、乾いてしまうと使えなくなります。なので作業中は濡れた布、またはビニール袋につつんだまま、必要な分のみ出して使います。着物を綺麗に着せるには欠かせない作業です。


大きく欠けている部分もあります。先生が使っているヤスリは木目込みのヤスリとは違う補修作業専用のヤスリです。次回機会がある時に購入したいと思います。


木目が最後まで伸びてない箇所や表面がでこぼこしてる箇所をカッターで修正します。ボディーの修正作業は通常1回のクラスでは終了しません。桐塑が濡れたままでは家に持って帰れないので、今週はボディーをクラスに置いています。来週はこの続きです。

先生は私よりも若い黒髪ロングのどっぷりと体格の良い女性です。写真の通り見るからに器用そうな肌の白いきれいな手をしてらっしゃいます。カッターの使い方も、スルスルと擦るだけで余分な部分がきれいに取れます。真似しますが、私ではカッターがガチャガチャ動いてこま切れしか取れません。器用な人の手ってちょっと作りが違うのでしょうね。


春眠や 手でかきあげ 寝癖髪
季語 :春眠(春)

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