香港575

端午節の祝日を利用して「勝ちどき」にせっせと励みました。我がご主人様は出張中、息子はランチも夕食も要らないとの事で、もう本当に1日中木目込みしました。最後には頭がフラフラして来て肩もバリバリ。でも充実感で一杯です。おかげで後はお顔を付けるだけとなりました。 課題１　お尻の部分。左右同じでなく向かって右が曲線、外に大きく広がっています。木目込み方法がよく分からず生地に皺が寄ってしまいました。 課題２　足と胴体をつなぐには細い竹を使うのですが、その繋ぎ部分の布の始末が不明でした。竹が入るだけに穴を開けるのか、または布を切り抜くのか？ 課題３　足裏。生地をくるっと回して足底から包むようにすると思うのですが、向かって右足はそのように、なんとなーく（笑）できたのですが、左をするときにあれ？どうしたっけ？と分からなくなってしまい、結局左は足裏で生地を糊付けして重ねるように処理してしまいました。 これらの課題は教室で先生に教えてもらいながらすれば迷いなく上手くできるのですが、祝日を利用して今期中に仕上げてしまいたいと言う焦りがあり課題が残りました。今週土曜で今季終了。次回はどんな人形を製作できるのか楽しみです。 休日たった一人となると食事には全然気を配れません。あまり空腹感がないのをいいことに、パンとチーズや昨夜の残り物で済ませる私です。若い時は食欲もあるし一人でも食べたいものを作って頬張ったのもでしたが、年を重ねると食べる事に欲がなくなりますね。 夏来たり　かみそりを買ふ　女多く 季語：　夏来たり（夏）

「香港内で一番大きなピッツア」と言う触れ込みのCheckmate Pizza。Checkmateと言うだけあって店内もお持ち帰りの箱も全部チェックです。ランチセットを食べた時は塩っ辛くて固くてペッチャンコのピザでした。ランチセットは焼いてウインドーに入れてあるピッツアからチョイスします。こりゃだめだ。。と思ったのですが、息子にランチを買っていこうと思い立ち、お持ち帰りでリクエストしました。そうすると焼きたては美味しくて病みつきになりました。なのでこのレストランではウインドーからのオーダーはお勧めしません。友人と一緒にイートインでオーダーするか、お持ち帰りで焼いてもらってすぐに食べるのがお勧めです。一番小さななサイズは16インチ。ハワイアンピッツアでHK$170.　 我が家では主人が出張に出るとよく家電、家のパイプ、照明など私では手に負えない不具合が発生します。それも出張に出た日の当日に不具合が始まったりと、帰ってくるまで長く待たなければと言う時が多いのです。今回も出発した翌日に息子の部屋のクーラーが故障のようで冷たい風が出ません。「またですね」とアマさんと笑い合う次第ですが、帰ってくるまでまだ1週間あります。暑がりの息子の部屋に限ってどうして冷房が。。。の気分です。主人の出張と他の不具合はなにか関連があるのかなぁ。 父の日の　外食勘定　己なり 季語　：父の日（夏）

どれくらいの期間をかけて作成したんだろう？ってほどステッチしてはお休み、そして思い出してまたステッチを繰り返していました。もう一歩と言うところで手術でながーく手に取っていませんでしたが、今年の8月で父が米寿。ハタっと「そうだ、仕上げないと！」と休日を使って1日半で終了しました。嬉しい！後は額にするか、写真立てに入れるか、飾り方法を考えるだけです。カウント間違ってちょっとパターンと違うところがありますが、あんまり分からないと自分で慰め、父など余計分からないだろうと思います（笑）歳を重ねると赤色や福、寿などと言う文字が好きになりますよね。 クロスステッチはこれでしばらく休憩して、木目込み人形の趣味1本で行こうかと思います。理由は独学で趣味をするよりも、やっぱり教室に通っている趣味の方が力が入ります。クロスステッチは子供達が小さい頃、私ひとりでチクチクと楽しませてもらいました。色とりどりの糸と可愛いパターンにうっとりしたものでした。また再開するときもあるかもしれませんし、ひょっとして刺繍の教室にも将来通えるかもしれないですが、今のところちょっと休憩です。 父の日の　モール宣伝　地味なりて 季語　：父の日（夏）

今回は自家製パクチーオイルに挑戦。パクチーをみじん切りにして塩とオリーブオイルを合わせて一晩置きます。作り立ては下の写真のように新鮮なパクチーグリーンですが、塩とオリーブオイルにどっぷり漬かると上の写真の通り「オイル漬け」と言う色になります。お味は塩味がきついので、このままスープに入れたりや野菜炒めに入れたり、調理に塩は必要ありません。パクチー万能調味料の醤油味よりこちらの方がパクチーの風味が生きているのは私は好きです。このパクチーオイルは常備調味料としていつも作り置くこと決定です。 手術を終えてから、ウエストがゴムのパンツかスカートしか着れなくなりました。ジーンズやジッパーのパンツはお腹の傷に触れて痛いからです。ウエストがゴムでおへその上まですっぽり上がるパンツを探して回りますがなかなか見つかりません。ユニクロやその他の大量生産のショップはウエストゴムの商品を出していますが、若者向けでウエストが比較的低く、おへその上まですっぽりと言うのがありません。そしてやっと探し当てました。ローカルのおばさん、ばーさんの洋装店にありました！！試しに１着買うと、すごく快適。次行ったら、洋装店の女主人らしき人が「あなた手術して痛いのよね。これすごく快適よ」と私を覚えてくれて愛想よく対応してくれます。しばらくこのお店でパンツ類を揃える事になりそうです。 梅雨空の　ヨット競技の　帆の遅く 季語　：梅雨空（夏）

やっと一人で家で木目込んでも良いと許可が出て後襟と右下裾を仕上げました。この模様はどこに使うかと考えている時間の楽しい事。私の拘りは後ろ身ごろに赤いお花を使いたい。と言うのは、偶然ですが前身ごろに赤いお花がありません。でも上半身は真っ赤のちりめん。赤と黒のコントラストが面白いかなと思います。生地が足りるかとの心配がなければ、後ろ身ごろの赤いお花を中央に置きたかったくらいです。そろそろこの固い扱いにくい生地は終了。あとはちりめん生地なのでたぶんスイスイと進むかと思います。 教室に通う生徒さんの荷物の大きさですが、私はいつも荷物が多いタイプ。人形用のボックスと工具を入れたポーチ、人形のお顔と付属品の入った箱、筆記用具と水筒持参でお泊り旅行のような荷物を持って通っています。これに傘を持ったり、クラス前に買い物でもすると半端ない程の荷物となります。荷物の少ないタイプの方はタオルに作品を包んで、小さなポーチに工具を入れ、普通のハンドバッグに入れて持ち運びされています。ここでも荷物の多い私の習性が出てると思います。オフィスでも私のハンドバッグはどうしてそう重いのかと聞かれます（笑） 封切れば　チョコ柔らかく　立夏かな 季語　：立夏（夏）

にらの万能調味料にひきつづき、パクチーの万能調味料のご紹介です。お醤油、ごま油、酒、砂糖、塩少々を混ぜ合わせます。しばらく置くとパクチーの緑色が写真の濃い醤油色となります。お味はパクチー独特の風味がなくなり、レモングラスを入れたかのような、または野沢菜のごま油あえのような100％アジアっぽいハーブ風味となります。今日は一人鍋をしたので、たれとして使ってみました。変わりダレとしてトライしても面白いかもです。我が家のアマさんはこのパクチー調味料がお気に入りのようで、「これいいですね！」と連発してくれます。これからいつも作って常備しようかなと思います。 そろそろ手術から2か月。雨が降ると傷が痛むと年配の方が言うように、雨が降ると余計に痛みを感じます。主治医からは私は痛みに敏感な体質と言われていますが、いつになったら痛みを恐れずに以前の通りシャキシャキと体を動かせるのかと思います。女性の上司からまだ痛いなど手術が悪かったのかも、などコテンパンに脅しを掛けられ、あまりに冷たい物言いにへこみました。私自身は誰に対しても優しい温かい言葉を掛けれる人でありたいと願います。 梅雨めくや　屋台の傘売り　にわか増え 季語：梅雨（夏）

Marks & Spencerはイギリスのデパートです。飛行機の仕事をしているときはロンドンでよく立ち寄りました。イギリスでの展開は結構庶民的で高級感はありません。誰でも手の届く価格でふらっと入ってお買い物と言う打ち出し方です。ところが香港では一流ショッピングモールで商品の打ち出し方も高級感タップリです。私自身は大きなサイズが欲しい時、ちょっとおばさんぽいけど楽な服を探しているときに利用しています。スナックやパスタ、ワイン、それからスキンケア等も扱っています。お味は味に拘らないイギリス人らしく素晴らしく美味しいものはありません。またスキンケアの香りも単純で脂っぽい匂いがします。2重マルではないのに何故か香港では長く愛されているMarks & Spencerです。今日は割引クーポン券があったので夏のアクセサリーを買いに行きました。日本ではMarks & Spencerの店舗ってあまり見かけませんが進出してるんでしょうか？もしあまり見かけないなら、香港土産に良いかもです。 私が若い頃「西洋式の家に住み、中華料理を食べ、日本人の奥さんと結婚するのが男性にとって最高の幸せ」と言う諺があると聞かされました。またイギリスには美味しいものがないので、イギリス男性と結婚すると何でも美味しいと食べてくれるので楽とも聞かされました。今やイギリスにも美味しいものが沢山あるでしょうし、日本人の奥さんとはどんなタイプの奥さんなのか、現代の私達は、明治時代の日本人女性とは全く違う人種に変化してると思います。 父の日の　モール宣伝の　地味なりて 季語　：父の日（夏）

アイスクリームのICREMERIAから出たわらび餅。こんなに大きな四角形のわらび餅は私にとって初めてで新鮮。かぶりついて4-5口かぶりつく必要があります。結構固めでしっかりとした口触りです。黒蜜ときな粉のバランスも良く、美味しくて和菓子好きの私は毎日食べたいくらい。竹の菓子枝も日本式。お味、スタイルとも香港人の間で必ず話題になるでしょう。人気の商品で売り切れ御免です。 和菓子はたまにSOGOの特別販売コーナーで売っていますが、通常香港では身近なものではありません。土曜日午後の木目込み人形クラス前にSOGOに立ち寄ることがありますが、とにかくすごい人。SOGO内の雰囲気もサービスも商品の陳列方法も日本のSOGOとは全く異なり、ほとんどスーパー/雑貨屋と変わりません。日本では「百貨店でお買い物」と言うのは気持ちの良いものですが、香港では全く感じません。香港に進出してた日本の百貨店ほとんどが撤退して行ったのもエグゼクティブ感を出せなかったからかもですね。 筍を　煮る母の手も　薄黄色 季語　：筍（夏）

勝ちどき。初心者には難しかったぁ！袖の部分が大きくぐるーんと回っていたり、生地が固くて扱いにくいやらで、先生からも「難しい」と太鼓判を押されました。あのぉー「初心者でもできますか？」と大きい先生に確認してから買ったのですけどぉ～の世界です（笑）さっそく生地を短く切ってしまい、先生に調整してもらったりで「家で一人でしないように」と言い渡されています。変なところで切ってしまって、そしてもう生地がないとなると最後、もう調整できないからです。日曜の午前などに自分でもちょっとできるのを毎週楽しみにしてますが残念。我慢、我慢です。 ボディー調整の工具も一通り揃えました。青色のヤスリは香港で”五金舗”と呼ばれる工具屋さんで購入。工事の職人さんたちが材料や工具を購入するお店です。一目で職人さんと分かる人達に交じって、下手な広東語でこんなところに来る日本人などたぶん全香港でも私くらいか？ 夏来たり　かみそり選ぶ　女多く 季語　：夏来る（夏）

3年前に中文大学がやっている中国語を母語としない人の為の広東語中級クラスに参加しました。クラスは週2回夜7時場所は尖沙 咀。仕事が終わってから 楽しく刺激的に通ったのですが、3か月が終了し次のクラスは沙田の中文大学キャンパスで夜7時と言う事で、とてもじゃないけど仕事終わりに間に合わないと諦めました。その後は学校に行って勉強しないまま過ぎ、同僚からは「下手になった」「前の方がよく分かった」など言われ続け、しかし良い勉強方法が見つからないまま時間が過ぎました。そして遂に見つけました。アイフォンのアプリで勉強する方法です。「nemo」と言うアプリで無料版トライできます。35年住んで無料版はあまりに簡単すぎるので、アップグレード版が欲しいのですがクレジットカード情報をインプットしたくない。と言う訳でアップルストアーに行くとI Tune Passで購入してダウンロードできるとの事。息子くらいの年の男性スタッフが何もわからない私に親切に対応してくれて何から何までやってくれました。HK$78がアップグレード購入費です。 このアプリの良いところは日本語対応。アイフォンなのでどこでもオープンしてチラッと勉強できる。毎日「勉強しましょう！」とリマインダー出してくれる。HK$78とめちゃ安い。「何言ってるか分からない」と言われないよう頑張らないと！です（笑） 娘住む　西からの風　立夏かな 季語　：立夏（夏）

勝ちどきの木目込みを始めました。着流しの袖の部分が難関です。生地をひっくり返したり人形を逆さにしたり、コネコネしてる私を見かねて先生がお手本を見せてくれました。 肩の部分から袖までぐるーと下まで曲がってるのが難しい。先生は指で確認したり生地を裏返して目視しながら少しづつ木目込んでいかれます。 生地を押えながら木目込む方法も学ばなければなりません。この生地は固くて端から糸がほつれます。刺繍が施されていてヘラに引っ掛けると刺繍糸が飛び出します。初心者にとってはすごく使いにくい生地です（汗）この生地はたぶん唐織と言って帯や能装束に使うものと思いますが、何しろ広東語のレッスンなので生地の種類など細かい情報が分かりづらいです。 私にもよく見えるように、そして写真が撮りやすいようにしながら教えてくれます。へらはよく切れて指を切らないか私は怖いのですが、先生はご覧の通り、付け過ぎたのりを自分の手で拭ったり、指ですっと磨いたりされます。 この部分の木目がありませんでした。私自身はそれも気付かなかったのですが、先生はさっとカッターで木目を作ってくれました。 端から生地がほつれるので木目込む縫い代は多めに切ります。多すぎるとはみ出しますがグイグイと力で木目の中に入れていきます。 着流してるので袖が垂れ下がる様子になっています。 袖口は生地にハサミで穴をあけて切り抜きます。 展覧会用の勝ちどきの製作を始めたので、初級の課題が済んでいません。課題に沿っていけば初級は9か月で終了ですが、来る新学期も初級のままで登録することになりました。そしてこの勝ちどきはこどもの日に飾るものですが、今年の子供の日はすでに過ぎ。。。来年に飾れることを楽しみに励みます。 切り花に　霧吹きつけて　黴飛ばし 季語　：黴（夏）

にらが万能調味料になるとのことでさっそく作ってみました。小さく切ったにらにしょうが、七味、お醤油を混ぜて少し寝かせて出来上がり。しっかりと強めのお味の調味料ができました。我が家のアマさんはワンタン作りが得意。毎回違った中身で作ってくれますが、定番はエビワンタン。今回はエビににら万能調味料を入れて作ってくれました。美味！美味！そして食べる時にもたれとして使うともっと美味しい！温野菜や鍋のたれにもよく合います。ただ食べた後ににらの匂いがきついです（笑）他にパクチーでも同じ方法で作ってみましたが、こちらも美味！パクチー好きの私にはたまりません。用途に合わせてにらとパクチーと使い分けていきます。 私としてはトライしたけど作りにくくて使いにくかったのが塩レモン万能調味料。レモンはトロトロにならなかったし、用途もあまりわからない。必要不可欠となった塩麹は手作りで常備して重宝していますが、人それぞれ調味料にも合う合わないがあるのかな？ 着飾りて　ヴィトンバッグの　黴拭う 季語　：黴（夏）

通常香港人は親切でありません。街行く人は皆急いでいて、自分が先に行きたがる人が多く、道に迷って聞いても「知らない」で済まされます。しかしそれは私は成人健常者、あなたも成人健常者、どうして優しくしないといけないの？という概念です。つまり他人に興味がないのです。それが一旦杖を持っていたり、赤ちゃん連れであると分かると態度が一変します。今回を杖を突いて歩く事2週間。その間、ちょっと道で立ち止まってると「何かお手伝いありますか？」と聞いてくれます。道を開けてくれます。エレベーターを乗るまで待ってくれます。赤ちゃん連れの時は、雨降りで傘の持ち合わせがない時は、道行く人が傘をさしてくれます。地下鉄、バスでは席を譲ってくれます。見知らぬ人が赤ちゃんに笑顔で話しかけてくれます。赤ちゃん好きが多いのです。根は優しい香港人。他人との距離を持ちながら、弱者をすぐに助けてくれる。私はこんな香港が大好きです。 今回、退院する時、入院手続きを担当してくれた看護婦さんに廊下でばったり会いました。駆け寄ってきて笑顔で目をウルウルさせてくれています。いつもが優しくない香港人なので優しくされると感激するのか、今回、香港人の看護婦さんも皆、結構優しかったです。 忘れ置き　ゴルフシューズの　黴煙 季語　：黴煙（夏）