俳句

俳句を作る時、よく日本で子供の頃に見た風景を元に作る時があります。特に自分の生まれ育った家の近辺の風景やそれに関する心情を表す時には、溢れんばかりの懐かしさを感じます。例えば、季語が冬の「年の暮れ」や「歳末」と来ると、商店街育ちの私は、おせちの買い物客でごった返し、店主の客呼びの声で賑やかな商店街の中に、まだ自分が子供でそこにいるような錯覚をする時があります。夏の季語の「夕焼」なら、小学校の校舎のガラスに赤く反射する様子を見ながら鉄棒してる自分がいます。子供の頃に食べた物やちょっとした時に感じた心情が季語によって蘇り、三つ子の魂百までと言いますが、そんな小さな事を覚えてる自分にびっくりする時があります。

梨剥きて 四つ六つと 切り悩む
季語: 梨(秋)


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