猩々- 難関再び。。。

頭の付け根の首は一段低くします。


羽織の裾の曲線には、先生によると絶対に皺が寄るそうです。その為、曲がり角部分に一つ余分の木目を作ります。


「猩々」の木目込みが始まりました。羽織の生地は、なんと。。。「勝どき」で手こずった生地と同じように堅く裾からポロポロとはずれてきます。ほつれやすい生地は裏側に糊を付けて固めるとほつれてこないと先生に教えてもらいました。2作続けて扱いにくい生地での木目込み人形です。自分で勝手に完成したと信じてた胴体は、先生によると衿の木目が広すぎるとの事。「猩々」はクラスに残して先生が修正をしてくれるそうです。


袖の重なり部分の直線から木目込んで行きます。やはり袖の袂のくるっと回った部分が難しいです。生地を短めに切ってしまい、先生が修正を何度もしてくれました。この「猩々」は久月人形学院の本科クラスの課題です。生地のキットを開けてみると型紙が付いていました。先生によると、この型紙は胴体修正前に合わせてあるので、修正してふっくらした胴体には合わないとのこと。香港クラスでは初心者に対しても、国内での課題よりも胴体修正に力を入れ、出来上がりの人形はもっとふっくらと見栄えする教え方をしているようです。


刷り上がった「真多呂人形」の展覧会招待状です。「真多呂人形」なので「猩々」が出来上がっても出展できません。「勝どき」で出展します。


桟橋の 端と続きて 雲の峰
季語 :雲の峰(夏)

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