香港575

ゆらゆらと　水面に写る　夏の月 季語：夏の月（夏） 我がご主人様の誕生日を ラタベルナ でお祝い。このレストランは私が香港へ来たすぐの頃、先輩に連れてきてもらったレストラン。それから30年近く折に触れこのレストランで食事をしています。ウエイターのおじさんやおじいさんの面々も変わらず、いつも同じ雰囲気です。レストランの土地はイタリア人オーナー所有との事で、好不況に影響されません。顔も覚えていてくれて、ここでの食事はほっとする時間のひとつです。

極暑にて　水槽の水　増やしけり 季語：極暑（夏） ３年間一緒にデスクを並べて仕事をした同僚が休暇でパリから帰港。弊社での与えられた仕事に飽き足らず、パリに行き、Luxury Fashion分野のMBAを取得してL'Oreal社でジョルジオアルマーニの化粧品部門プロジェクトマネージャーをしています。見かけは小柄な香港人ガール。どこにそんなファイトが秘められてるかと思いますが、話し出すとやはり切れ者と分かります。一緒にランチした際に自分の商品をお土産にくれました。ヨーロッパの色。似合うかな？

全開の　フェリーの窓と　扇風機 季語：扇風機（夏） 恒例ブックフェアー。ワンチャイのコンベンションセンターにて。やはりほとんどが中国語の本です。英語の本はチラホラのみ。香港の大学はほとんどが英語で授業をします。それで一緒に行った娘に質問をしました。「これだけ中国語の本があるとは、香港の学生達はやはり中国語の方が得意。それで大学の授業は英語で彼らは理解してるのか？」と。娘曰く「彼らは英語の本を読むのに時間がかかる。私が英語の教科書をペラペラめくって読むのを見てビックリされる。私が中国語の本を読むのが時間がかかるように」とのこと。オフィスでも喋るのは不得手だけど、書かすと素晴らしい文章を書く人が多いです。香港も日本と同じく机の上での英語なんでしょうね。

夕涼み　パジャマとギター　人集ふ 季語：夕涼み（夏） 暑いです。人間も暑けりゃ犬も暑い。わがご主人様は折に触れトラのトリマーに変身します。バリカンを使って刈り上げる刈り上げる。男性ってやりだすとトコトンやるので、本来毛の長いキャバリアが毛をはがれたチキンのようです。こんな姿をしてるのはトラくらい。。。と思ってたら、ご近所さまのキャバリアもツンテレテンにされてました。ちなみに飼い主は日本人。よかった、私達の感覚と同じ飼い主がいて。

家裏地　ままごと遊び　蛇苺 季語：蛇苺（夏） 音楽、コンサートチケット、楽器レッスンの音楽関係はすべて揃うTom Lee.　チムのTom Leeの外観はレトロですが、中はなかなか立派。中学時代は娘がここでクラリネットを教えてもらい、授業後はよくここで待ち合わせたものです。コンサートチケットを扱うHK Ticketingの機能もあるので先日の能楽のチケットもここで購入。ジャニーズのコンサートチケットもここです。座席選びに迷う私を気長に待ってくれる、カウンターの女性に感謝感謝です。

あの方は　鯖をお好きと　今知りて 季語：鯖（夏） ＜高砂＞と＜Pagoda＞の能観劇に会長様が娘と一緒に連れて行ってくれました。娘と「寝たらどうしよう」と心配しながらでしたが、大変楽しく、娘は再度また行きたいと言うほどの気に入りよう。西洋人の能師が居るとは新しい発見で、日本人以上に日本人の風格です。＜高砂＞は結婚式恒例のお歌、おして＜Pagoda＞は西洋人脚本家が英語で能を作った新しい演出です。 観劇の後は、「すしひろ」にご招待いいただいて夕食。 会長様、娘共々、本当にありがとうございました。

早摘みの　夜露も乾かぬ　ほうれん草 季語：夜露（秋） インストラクターに運転を教えてもらってる最中、赤信号で後ろから追突された～。 ガッツンとインパクトがあった後のインストラクターの反応は早かった！私は後ろを振り返るまで何が発生したかも分からず、しかし、車内ではミラーが落ち、車の後部は見事にへこんでます。後ろのバンから降りてきたにーちゃんは、トップレスでロンゲをヘアバンドで止めた短パンゴムぞうりの若者。インストラクターが付いてるので勿論非は先方にあり。これが一人で運転とすると、考えるとゾッとします。あのようなお方達を相手に、一人で対応できるのか？ 話はゴロッと変わりますが、写真はベビースピニッチのベビーリーフ。ほうれん草に全く見えません。違う種類の野菜と勘違いしても、ありえることですよね。

夕焼の　光る校舎に　チャイム鳴る 季語：夕焼（夏） 10年ぶり（？）に沙田IKEAに行くことができました。銅羅湾に初めて行ってみたかったけど、7月1日のデモがあるとのことで、やはり沙田にしました。祝日で家族連れが多く、ソファー展示では家族一家が座ってくつろいでたり、赤ちゃんにミルクあげてたり、しかし誰も注意しないと言う、香港の有り難い展示方法に感心しながら、思いつくものを買い物袋に入れていくと重い重い。レジを出たところにある食品コーナーで、写真の１ｋｇ入りミートボール、チョコクッキーや冷凍ケーキ、チーズ、ジャムをまた思いつくまま買って、またまた重い重い。食品も全部外れなしで美味しい！ミートボールは子供達が小学生時代にお友達のおうちでご馳走になり、買いたいなーと思いながら自分で購入できたのは10年後。ははは、やはり美味しい！お勧めです！

雲間から　おひさま出る　青嵐 季語；青嵐（夏） 日本人COOの帰国に際し、送別会ランチを一度目は1881　HeritageのParlour.　2度目は鴻星の飲茶で。極めつけは、車の送迎場所にオフィス全員が揃い、最後まで手を振りました。泣くスタッフも出て、3年間同じ部屋で仕事をした者としてはヒジョーに寂しい。COOもたぶん去って行った車の中で泣いた？